森ノ宮駅や谷町四丁目駅から来た場合、本丸には桜門から入ります。その桜門を入るとすぐ左に見えるのが銀明水井戸の井筒です。
すぐ前には桝形の巨石もあるので、そちらの方に目が行ってしまいますが銀明水の井戸もチェックしてみて下さい。元々は別の場所にありました。
大阪城「銀明水井戸の井筒」の場所・地図、その歴史についてご紹介します。
さらに詳しく
「銀明水井戸の井筒」場所
丁度、豊国神社の前の坂を上ると、本丸の正門にあたる桜門が見えてきます。この桜門をくぐりましょう。
桜門をくぐると桝形(ロの字)になっています。目の前に巨石「蛸石」があるのでそちらの方に目が行ってしまいますが、すぐ左側を見て下さい。
左に井戸があります。これが銀明水井戸の井筒と言います。
「銀明水井戸の井筒」の歴史
井戸の横あたりに「銀明水井戸の井筒」の説明文があります。
この井筒は元々、本丸に建つ旧陸軍第四司令部庁舎(旧大阪市立博物館)の裏手にある銀明水(銀水)の井戸でした。
銀明水井戸は徳川幕府再築の時、大坂城本丸に設けられた5つの井戸の内の1つです。丁度、本丸御殿の台所の裏に位置し、本丸を警備する役人たちの飲料水として使われました。
当時の大坂城で最も格式の高い井戸の一つで、「金」「銀」などを井戸の名称に冠して重要性を表現した例は各地に見られます。
1931年(昭和6年)、大阪城天守閣の復興の時の第四司令部庁舎の新築にあたり、井筒と周囲の敷石がこの場所に移され、飲料水が引かれました。
現在の金名水は小天守台上にありますが、これは元来「黄金水」と呼ばれたもので、金明水井戸はこれとは別にありました。今は配水池に埋もれてしまい見ることができません。
参考:「銀明水井戸の井筒」説明文を抜粋し要約
この銀明水井戸は、元々本丸内にある「第四司令部庁舎」の裏側にありましたが、昭和6年に「第四司令部庁舎」が建設された時に移動されたものです。
もちろん今でも井戸水が引かれています。ここにある銀明水井戸の井筒は名前は同じですが、昭和初めにつくられた全くの別ものと言えます。
現在もう一つある「金明水井戸」については、大阪城天守閣に入る丁度手前、小天守台にあります。入口の大砲の近くです。この金明水井戸は江戸時代からずっと存在しており、重要文化財に指定されています。
残念ながら銀明水井戸の井筒は移動しているため、文化財指定はありません。
大阪城「銀明水井戸の井筒」の地図・アクセス
参考:大坂城公園案内図より
地下鉄中央線・谷町線「谷町四丁目駅」からは大手門から入り、多聞櫓、太鼓櫓跡を通り、桜門を入ると左側にあります。
JR環状線、中央線・長堀鶴見緑地線「森ノ宮駅」からは、玉造口から入り左折し直進、桜門から入ってすぐです。
大阪城公園駅や大阪ビジネスパーク駅、天満橋駅からは反対側になるので、一度大阪城天守閣を見てから本丸反対側に行くと蛸石の横付近に、銀明水井戸の井筒があります。