大阪城公園

大阪城公園「西の丸庭園」アクセスや料金、その歴史を紹介

西の丸庭園の桜と大阪城天守閣

大阪城公園内に「西の丸庭園」があります。

ここは有料なので普段見かける大阪城公園内とは少し違う落ち着きがあります。

庭園内には迎賓館重要文化財焔硝櫓もありますよ。その他、千貫櫓乾櫓の反対側を見ることもできます。

西の丸庭園のアクセス(入口の場所や地図)、料金、庭園内の様子、その歴史についてご紹介します。

「観桜ナイター2024」の詳細を追加しました。

さらに詳しく

 

大阪城公園「西の丸庭園」の場所、入口は1か所だけ

大阪城「大手門」の坂

谷町四丁目駅からは大手門から入りましょう。正門の大手門をくぐり、多聞櫓を抜けます。

 

西の丸庭園の入口看板

多聞櫓を抜けて少し直進すると、左手に「西の丸庭園入口」の看板が見えます。太鼓櫓跡の少し手前になります。

因みに西の丸庭園の入口はここしかありません。(反対側にも入口はありますが、閉まっているのでここからだけです。)

 

大坂城公園「西の丸庭園」入口

このまま西の丸庭園に入ると、右側で入場券を購入します。

 

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西の丸庭園の入場料金

大坂城公園「西の丸庭園」観桜ナイター入場券

桜の季節に行われる「観桜ナイター2024」が行われます。

  • 桜の季節「観桜ナイター2024」入場券:350円
  • それ以外の季節:200円

基本的には200円ですが、桜の季節だけは350円になっています。

観桜ナイター2024

  • 名称:大阪城西の丸庭園観桜ナイター2024
  • 2024年3月22日(金)〜4月7日(日)
  • 普段は月曜は休館だが、3月25日(月)と4月1日(月)は開館する
  • 開館時間:9:00〜21:00

「観桜ナイター2024」の時期だけは、夜の9時まで西の丸庭園にいることができます(最終入場30分前)。

「観桜ナイター2024」は18時よりライトアップされます。

ただし再入場できないので、食べ物は買って持ってくるようにしましょう。キッチンカーによる飲食販売あり。

 

入園が無料になる方

  • 大阪市内在住65歳以上の方:鶴のマークの健康手帳、身分証明書(住所と年齢が確認できるもの)
  • 各手帳を持っている方:身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳、被爆者健康手帳、戦傷病者手帳
  • 中学生:生徒手帳、学生証など

市内の65歳以上の方は無料なので、結構たくさんの方が入場されています。中学生は生徒手帳を持っていきましょう。

 

西の丸庭園の歴史

西の丸庭園から見える大坂城と芝生売店

西の丸庭園は約6.5haあり、その内の約半分が芝生広場になっています。桜は約300本植えられています。

大阪城の土地はほとんどが国有地ですが、一部国有地以外の場所があります。その一つがこの西の丸庭園で、大阪市が所有しています。

豊臣秀吉の時代から、西の丸は本丸に次ぐ重要な場所でした。当時は兄の秀吉を補佐した豊臣秀長の屋敷がありました。

また、正室北政所(おね)が住んだこともありましたが、関ケ原の戦いの前に徳川家康が乗り込んで、この場所にもう一つ天守を建てています

この2つの天守があることで城主が2人いるのではないかと、豊臣家の奉行衆が弾劾状を出し、それが原因の一つとして関ケ原の戦いが起こりました。

そういう意味では西の丸はとても重要な場所だと言えます。その後、江戸時代に入ってからも、大坂城を管理する大坂城台が西ノ丸に上屋敷を構えています。

 

西の丸庭園の様子

西の丸庭園内の史跡・名所や桜の様子をご紹介します。

西の丸庭園の桜

西の丸庭園の桜と大阪城天守閣

西の丸庭園を入ると右手に大阪城天守閣があり、その前に空堀(内堀)があります。その内堀沿いに桜が一直線に咲いているので、ここは写真スポットです。

 

大阪城天守閣と桜

手前で撮影される方もいますが、遠く後ろから撮影しても綺麗ですよ。

大阪城の中で最も桜と城が綺麗に見ることが出来る場所です。

やはり有料だけあって、入場される方が全員では無い分、落ち着いてみることができます。有料ですが絶対に入場してみて下さい。ここはおすすめです。

 

西の丸庭園から見える大坂城と芝生売店

桜の季節だからか、売店も6店舗ぐらい出展しています。持込もOKなので、買って持ってくることをおすすめします。

中央に芝生があり、ゆったりとくつろぎながら、桜と大阪城を見ることができます。芝生の手前と後ろ側にベンチもあります。

 

迎賓館

大阪城西の丸庭園内にある迎賓館

迎賓館は和の雰囲気がありとても落ち着きます。この迎賓館は結婚式が行われます。

丁度この写真を撮った時にも結婚式用の写真を撮影していました。

 

大阪城西の丸庭園、迎賓館横から撮影

迎賓館の反対側は休憩室になっています。「黄金の茶室」のレプリカが再現されています。

 

大阪城西の丸庭園、迎賓館横休憩室にある黄金の茶室

「黄金の茶室」に入り記念撮影をしてくれます。価格は500円と1000円。

この部屋は休憩室になっているので椅子で休憩できます。千利休のようなキャラクターが座っていますね。

 

千貫櫓

大阪城西の丸庭園から見た千貫櫓

西の丸庭園から千貫櫓の反対側を見ることができます。反対側には敵を攻撃する窓がありません。重要文化財

 

乾櫓

大阪城西の丸庭園から見た乾櫓

乾櫓も西の丸庭園から反対側を見ることができます。角に対象に建っているのがよくわかります。重要文化財

 

焔硝蔵

大阪城西の丸庭園にある焔硝蔵

西の丸庭園でしか見られない焔硝蔵(えんしょうぐら)。火薬庫です。重要文化財

昔は焔硝蔵は昔2つあったということが、迎賓館横の休憩室に資料が貼りだされていました。

 

「西の丸庭園」地図、アクセス

大阪城公園「西の丸庭園」地図

参考:大阪城公園案内図より

最寄駅は地下鉄中央線・谷町線「谷町四丁目駅」、大手門から入り多聞櫓を右折し直進するとすぐ左に西の丸庭園があります。

森ノ宮駅からは玉造口から入り左折、しばらく直進し桜門を通過、右手にある太鼓櫓跡をくぐると西の丸庭園の入口があります。

西の丸庭園はこの場所からしか入場できません。なので、天満橋駅や大坂城公園駅から来られる方は、大阪城天守閣を見た後に桜門から出ていくようにしましょう。

  • 定休日:月曜日(月曜が祝日の場合は翌平日)※3月29日、4月5日は臨時開園
  • 営業時間:9時〜17時(最終入場16時30分)
    ※「観桜ナイター」の時期だけは営業時間を21時まで延長

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